どうも、ちゃんかま(@chan_kama0244)でございます。
あなたはもしかして、JupyterLabを使い始めたばかりの初心者さんではありませんか? それなら、「JupyterLabを日本語化して、もっと便利に使いたい!」と悩んでいませんか?
実は、JupyterLabは簡単に日本語化することができます。プログラミングの初心者にとっては、日本語のほうが分かりやすいし安心ですよね。
この記事では、JupyterLabを日本語化するための設定方法を教えます。この記事を読むと、JupyterLabを今よりも便利に使えるようになりますよ。
そして、JupyterLabは、スクレイピングのPythonコードを書くのに最適です。JupyterLabでスクレイピングができるようになると、ココナラの副業で稼げます。
JupyterLabを日本語化する方法
メニューを見ると分かるとおり、JupyterLabは基本は英語表記です。そのため、英語が苦手な人には、ちょっと分かりにくいですよね。

そこで、ここでは、英語表記のJupyterLabを日本語化する設定方法について解説します。
日本語化のパッケージをインストール
始めに、JupyterLabを日本語化できるパッケージをインストールします。PowerShellで以下のコマンドを実行すると、日本語化のパッケージをインストールできます。
pip install jupyterlab-language-pack-ja-JP

コマンドを実行すると、JupyterLabの日本語化パッケージのインストールが始まります。【Successfully】と表示されると、インストールは正常に完了しています。

これで、JupyterLabの日本語化パッケージがインストールできました。
JupyterLabの言語を日本語に選択
次に、JupyterLabの言語を日本語に選択します。JupyterLabを起動し、以下の順番でメニューをクリックします。
- Settings
- Language
- Japanese(Japan)-日本語(日本)

日本語を選択すると、このようにJupyterLabの再起動を求められます。【Change and reload】をクリックして、JupyterLabを再起動します。

再起動すると、JupyterLabが日本語化されています。メニュー表記が日本語になり、分かりやすくなりましたね。

これで、JupyterLabの日本語化は完了です。
JupyterLabのその他の設定
日本語化の他にも、JupyterLabは自分好みにさまざまな設定をカスタマイズできます。ここでは、初心者におすすめの、JupyterLabの設定について解説します。
テーマの変更
【設定】→【テーマ】から、JupyterLabのテーマを変更できます。選択できるテーマは、JupyterLabダークとJupyterLabライトの2つです。自分の好みのテーマを選択して使うことができます。

フォントサイズの変更
JupyterLabでスクレイピングのコードを書くときに、「文字が小さい」と感じませんか? そんなときは、フォントサイズを変更してみましょう。【設定】→【テーマ】→【コードのフォントサイズを大きくする】で、コードの文字を大きくできます。

Auto Close Brackets
【Auto Close Brackets】の設定をすると、コード内に開き括弧を書いたときに、自動で閉じ括弧を書いてくれます。具体的には、このようなことを自動でやってくれます。
- ( → ()
- [ → []
- ‘ → ”
いちいち閉じ括弧を書く必要がなくなる、とても便利な機能です。そのため、JupyterLabを使い始める前に設定しておきましょう。【設定】→【Auto Close Brackets】にチェックをつけるだけで設定できます。

JupyterLabの使い方
ここでは、JupyterLabの使い方について解説します。JupyterLabではたくさんの操作ができますが、その全てを覚える必要はありません。Pythonのスクレイピングの初心者であれば、これから紹介する操作を覚えておけば大丈夫です。
JupyterLabの起動
JupyterLabを起動するためには、PowerShellで以下のコマンドを実行します。
jupyter lab

すると、Google Chromeで、JupyterLabが起動します。

ノートブックの新規作成
JupyterLabのファイルのことを、ノートブックと呼びます。拡張子は、【ipynb】になります。では、Pythonのコードを書くために、新規のノートブックを作成してみます。
ノートブックの新規作成の方法は以下のとおりです。
まずは、【+】ボタンをクリックします(画像①)。
すると、【ランチャー】と呼ばれるものが起動します。
その中の、【Python3】ボタンをクリックします(画像②)。

すると、新規のノートブックが作成されます。

新規作成されたノートブックの名前は、【Untitled.ipynb】になります。このノートブックの名前を変更してみます。ノートブックを選択して右クリックをすると、メニューが表示されます。この右クリックメニューの中の、【名前を変更】でノートブックの名前を変更できます。

実際に、Untitled.ipynbから【sample.ipynb】に変更してみます。

ノートブックの名前が、sample.ipynbに変更できていることが分かります。
コードを書いて実行
新規作成したノートブックにコードを書いて実行してみます。
JupyterLabでは、コードは【セル】と呼ばれる場所に書きます。実際に、セルに以下のコードを書いてみます。
print('Hello! Python-Scraping!')
書いたコードを実行するためには、▶ボタンをクリックします。

▶ボタンをクリックすると、書いたコードの下に実行結果が表示されます。ちなみに、▶ボタンをクリックする他に、ショートカットキーでもコードを実行できます。コードを実行するショートカットキーは、【shift+enter】です。
操作 | ショートカットキー |
セル内に書かれたコードを実行する | shift + enter |
また、JupyterLabは、コードを実行したときにエラーを教えてくれます。例えば、セルに以下のコードを書いて実行してみます。
prin('Hello! Python-Scraping!')
こちらは、先程のコードのprintを【prin】に変更したものです。

実行すると、このように赤色で目立たせて、エラーを教えてくれます。「prinなんてコードは無いよ!」と、JupyterLabが教えてくれるのです。
セルの追加や削除
セルの追加や削除は、以下のボタンをクリックして行います。

ボタンをクリックする他に、ショートカットキーでもセルの追加や削除はできます。
操作 | ショートカットキー |
セルを上に追加 | (escで入力モードを解除してから)Aを押す |
セルを下に追加 | (escで入力モードを解除してから)Bを押す |
セルを削除 | (escで入力モードを解除してから)DDを押す |
ノートブックを保存する
ノートブックを保存するには、以下の画像のボタンをクリックします。

ボタンをクリックする他に、ショートカットキーでもノートブックの保存はできます。ノートブックを保存するショートカットキーは、【ctrl+S】です。
操作 | ショートカットキー |
ノートブックを保存する | ctrl + S |
JupyterLabの終了
JupyterLabは、以下の手順で終了させます。
まずは、【カーネル】タブをクリックします(画像①)。
その中の、【すべてのカーネルをシャットダウン…】をクリックします(画像②)。

ここでは、【すべてシャットダウン】をクリックします。

次に、【ファイル】タブをクリックします(画像①)。
その中の、【シャットダウン】をクリックします(画像②)。

さらに、もう一度【シャットダウン】をクリックします。

この画面になったら、Google Chrome上のJupyterLabのタブを閉じます。これで、JupyterLabが終了します。

まとめ
JupyterLabは簡単に日本語化の設定ができます。JupyterLabを日本語化することで、Pythonの初心者でも使いやすくなりますね。私もスクレイピングのコードは、日本語化したJupyterLabで書いています。
実は、JupyterLabは、スクレイピングのPythonコードを書くのに最適です。そして、JupyterLabでスクレイピングができると、ココナラの副業で稼ぐことができます。
もしも、Pythonのスクレイピング副業に興味があるなら、こちらの記事も読んでみてください。
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この記事があなたの参考になれば幸いです。
以上、ちゃんかま(@chan_kama0244)でした。
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